【社内の反対から生まれた、黒霧島】 焼酎がお好きな方にはおな…

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【社内の反対から生まれた、黒霧島】

焼酎がお好きな方にはおなじみの
「黒霧島」。

気軽に楽しめる身近な一本ですが、
実は完成までの道のりは、決して順調ではなかったそうです。

黒霧島の開発が始まった当時、
霧島酒造の主力は白麹を使った焼酎でした。

そこから黒麹の焼酎へ挑戦することに、
社内では反発する声も多かったといいます。

それでも、

「コクと甘みのある、新しい焼酎を造りたい」

という思いから、開発は進められました。

驚くのは、味づくりを担当したのが、
研究開発の担当者と上司の、わずか2人だったことです。

黒麹と酵母の組み合わせは数多く、
配合が少し違うだけでも味わいは変わります。

正解が分からない中から、
理想の味を一つずつ探していく作業だったそうです。

開発には約2年。

多い日は、1日におよそ100パターンものブレンドを試し、
最後は数%単位で配合を調整しながら、何度も味を確かめました。

「1000分の1の味の違いが分かって一人前」

そんな先代から受け継いだ教えを胸に、
妥協せず試作を重ねて完成したのが黒霧島です。

そうして生まれた味わいが、

「トロッとした甘み」と
「キリッとした後切れ」。

今では広く親しまれている言葉ですが、
その裏には、数え切れないほどの試作と、造り手の粘り強さがあったんですね。

ちなみに開発した方は、
当初は焼酎を飲み慣れた玄人向けの商品になると思っていたそうです。

ところが実際には、焼酎になじみのなかった方にも広く受け入れられ、大きなヒット商品に。

造り手自身にとっても、
ここまで多くの方に愛されるのは想定外だったといいます

いつも何気なく見ている一本にも、
たくさんの人の悩みや挑戦が詰まっています。

そんな背景を知ってから飲む黒霧島は、
いつもより少し味わい